「炭坑節」

きつい時、つらい時、どうやって乗り越えますか?

きつい、つらいを逃げたい。けど、どうしても逃げられない、そんなときもあると思います。

そんな乗り越え方のヒントがこの「炭坑節」のルーツをたどると、みえてきたので今日はそれを書いてみます。

お盆になると地元の盆踊り祭りでよく踊っていた「炭坑節」。

盆踊りの練習といって集まっていたころが懐かしい・・・。

練習は嫌いだったけど、夜外に出かけられるっていうだけでテンション↑↑だった。

そのころはその場しのぎの時間を過ごすだけだったけど、

この年になり改めてこの炭坑節の意味を調べてみると、びっくり!

なんだか、今の時代にこそ必要なことがたくさんある!

この炭坑節が全国的に爆発的に広まったのは「戦後の復興は石炭から」という国策に沿って、この曲がラジオで毎日のように放送されたからだとか・・・。

今でこそ盆踊りの定番の曲になっているが、もともとは炭坑で働く人の仕事唄。

重労働で、落盤など生死にかかわる事故も絶えないなか、切なさや苦しみを紛らわすため口ずさんだ曲とのこと。

過酷な労働を誰かの人のせいにするわけでもなく、愚痴を言うわけでもなく、

ただただその時を少しでも楽しく過ごそうという思いが、ポジティブで本当に素敵。

そして、踊りの振付にはは1つ1つ意味があるらしく。(※諸説あるらしいが)

振付を見ると、なるほど、なるほど。ぜひ、写真でみながら下の意味をみてほしい。

簡単にまとめると・・・↓↓

1.スコップで石炭を掘って掘って、また掘って

2.石炭をかついで、かついで

3.ながめて、ながめて

4.炭車を押して、押して

5.石炭を地面に広げて

6.ちょちょんがちょん

  ちょちょんがちょんって何・・・?

最後のちょちょんが・・・以外5つは仕事の工程を振付にしたものらしい。

この振り付けも、過酷な労働をほんの少し我慢しやすくするための工夫なんですって。

時代は違えど、現代もコロナで元気だった人が、たった一瞬の感染で命を落とすかもしれない大変な時代。

本当に命がけで人の命を精一杯守っているひとがいて、

なにか通ずるものがあるように感じて、なぜか泣きそうになるw

こうやって、少しでも大変なときを、切り抜ける工夫は本当に見習うべきものがあるなと・・・。

前回のブログでも書いたように、音楽って気持ちを楽にする効果ってありますよね。

そこに振付があって、みんなで踊る。団結力っていうのも大切。

あっ、曲の中にサマちゃんって出てくるけど、

サマちゃんの語源は「様ちゃん」であり、「旦那様」「あなた様」をかわいらしくもじった愛称だそうで。

炭鉱で働く女性から見たセリフなんですね。なんとも、かわいらしい♡

人を愛する気持ちも、きつさを乗り越えるには必要なのかも。

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